2023/08/04 21:48

タイラバ愛好家の皆様こんにちは。

タイラバ楽しんでますか?猛暑で夏バテ気味ですが空調服全開で私も頑張ってます。
さて、今回遊漁船の船長さんや、船でご一緒になった方々から
『いつも釣れる真鯛サイズ良いよなぁ~。』
とお褒め頂けるのと、テスト釣行で良型真鯛専用セッティングがリリースしましたので『良型真鯛狙いのタイラバ』のポイントをご紹介したいと思います。

どすこいさんの狙いは40センチ以上

私のキープサイズは基本40センチ以上です。長年毎週のようにタイラバやってると数釣りよりサイズ狙いになって来ます。家族や友人知人から塩焼きサイズ欲しいと言われない限り、チャリコはもちろん塩焼きサイズ(30センチ代)はリリースです。
ちなみに、自分で食すのは40センチ~55センチの間で、大型も写真撮ってリリースです(ご近所さんからのリクエストあった場合は大きいのもキープ)。基本1~2匹のキープが多いです。

従来の良型真鯛狙いタイラバの概念

一般的には数釣って良型が交じると言うのが多いかな?
数釣りしたいならフィネスなネクタイでボトム狙いで数釣れる事が多いですが、サイズ狙いなら強波動ネクタイを使うシルエットが大きなネクタイを使うと言うのが良型真鯛狙いのアングラーの考え方です。先月リリースして絶大な反響を頂いている『やみつきカーリー』なんかは強波動に特化したネクタイです。

ただ良型の確率が上がるけど、チャリコや塩焼きサイズもアタックしてくることもあります。
後は昨年2022年からジワジワ人気のあるビッグベイトネクタイ。これはシルエットの大きなメガサイズネクタイ。だけどもネクタイと同じようなサイズが釣れることも頻繁に。

個人的な感情ですが、ビッグベイトで塩焼きサイズ釣れたら何か苛つきます(笑)。
ここ数ヶ月良型狙いに特化したタイラバしたくて考えまくってネクタイ作ってみたりと試行錯誤してましたが、フックにちょっと細工を施したところ、良型連発もしくは釣れたら良型と言う釣りが可能に。

ポイントはケイムラの使い所。ケイムラを正しく理解する。

ケイムラは塗料の一種で特殊蛍光O-ANと言う蛍光体を含む塗料です。紫外線を当てると青白く発光すると言う特徴があり、通称『蛍光紫』と呼ばれており、略して『ケイムラ』と言う略語が広く浸透しているみたいです。
夜行塗料と混同されがちですが、夜光塗料は光を蓄積して暗闇で発光する塗料です。『ケイムラ』は光を蓄積する機能はなく、UV(紫外線)を反射して発光すると言う機能があります。なので夜光塗料と異なり、肉眼では発光を確認しづらいです。
紫外線の代表は太陽ですが、真っ暗な海底でも紫外線は届いており、水深100mぐらいまで紫外線が届いているそうで、水中で『ケイムラ』は光っています。それ故にケイムラは釣りや漁業で使われることが多い塗料です。

タイラバにおけるケイムラの実感

タイラバにおいてもケイムラカラーのネクタイが存在します。一般的にはマヅメ時、曇天時に有効と言われています。よ~は朝夕のマヅメ時や曇天時は水中がより暗いからわずかな紫外線でも発光するケイムラネクタイが活躍してくれるはずと言う根拠の無い風潮かと個人的には思います。実際私が長年のタイラバでケイムラネクタイに関して肌感覚で感じていること。

①ケイムラカラーは一投目に投げるカラーではない。
マヅメ時だろうが、曇天時だろうが、雨天時で最初に投げるのはケイムラカラーですか?関係なく、オレンジ、赤のネクタイ投げませんか?真鯛の反応がなければネクタイの形状変えてそれでも反応なければケイムラ投げてみる。
そんなカラーがケイムラかと思います(笑)。

②ケイムラで釣れた時は良型真鯛であることが多い
ケイムラでもチャリコや塩焼きサイズも釣れてしまいますが、経験上ケイムラネクタイで釣れた時は良型真鯛であることが多いと思います。

③ケイムラで釣れた時は基本渋い日
ケイムラで釣れた日は船全体として渋い日が多い。

と感じています。実際にその経験から冬場や渋い日に使うフックセッティング『どす針 激渋ケイムラ』をラインナップしています。

実際このフックで釣れた時も良型が多い。
で、個人的にはこんな事思ってます。
『タイラバにおいてケイムラはチャリコ、塩焼きサイズの真鯛は避ける(警戒?)してるんでは?』

で、通常の『どす針 激渋ケイムラ』よりケイムラ発光を活かしたフックセッティングを考えてテスト釣行しまくってました。

フックセッティングにケイムラを盛り込んだ『どす針 カシウス特殊蛍光O-AN』について

今回複数回テストして完成したのがこちら。

良型真鯛のアタリは基本小さなアタリであることから、私の製作するフックセッティングで珍しく貫通力重視のフッ素加工フックを採用しています。ハリスは釣具メーカーではなく、テニスのラケットなどの部品を製作で有名なゴーセンを採用しています。細くて硬いのがい~んです。
通常ネクタイとビッグベイトネクタイで敢えてセッティングを変えています。

フックは上段に乗せ針。
下段に掛針で上段より一つ大きいフックを採用しています。乗せと掛けのフックは針先の角度が微妙に異なっていることです。
フックのち元にケイムラ発光のソフトビーズでフック自体に浮力を持たせています。
これによりネクタイとシンクロしてネクタイの中に常にケイムラ発光をチラつかせることを意図しています。
通常のショートとロングと異なり、ハリスの長さの比率を変えています。
ハリスの結び目に小さめのケイムラビーズを追加して浮き球及びカルティバのチェンジストッパーもケイムラ仕様にしております。

テスト釣行~通常ネクタイ仕様~

通常ネクタイと言っても自作の『やみつきカーリー』、『やみつきショートカーリー』、ビッグベイトしか持っていかないのですが・・・。
『やみつきカーリー』+『カシウス特殊蛍光O-AN(通常ネクタイセッティング』でタイラバしてみると。

50前後の良型(個人的には食べ頃サイズ)が釣れます。

下顎にフッキングする場面が多かったかな・・・。

何度かテストして何枚か掛けてみてのセッティングに決まっています。ちなみにこの仕様でバレた数は0です。
かかれば100%取れてます。
釣友さんはSTARTや海遊、ネレイドでも釣れているので市販されているネクタイとも相性良いと判断。

ビッグベイト仕様は~個人的には鯛が大きすぎる~

なんのルアーフィッシングもそ~ですが、デカイルアーいわゆるビッグベイトで釣れたらなんか嬉しい(笑)。
明石のタイラバでは私は水深50mぐらいの時はビッグベイト使いたくなります(笑)。
ビッグベイト縛りでタイラバやってる方々も明石には多いのですが、別に縛る必要も無いと個人的には思います。海の状況やその日のパターンに合わせるのが釣果の近道かと。ビッグベイト愛好家の方々の間ではショートの3本針セッティングが主流なようですが、個人的には手返し良くないので、2本針セッティングで2本のフックを食わせるつもりでセッティングしています。

どんと60。

予想通り2本ともお口の中へ。

釣れる鯛がすべて60オーバー・・・。

異なる遊漁船でテストしてもなぜか60オーバー。これは68センチだったな・・・。

え~とこに掛かるセッティング。

う~ん。60超えてくると少し気持ち悪い・・・。

個人的には海遊のビッグベイトか松岡のメガぐらいで明石は十分かと思います。ギガとかウルトラとかも~ネタですか?的な(笑)。
直近2回で60オーバーが5枚上がってるのでテスト終了で今回の仕様となりました。
ただね・・・。
ビッグベイトでデカイの来ると釣って嬉しいですが、私が食べたいサイズを超えているのでキープが無いです(笑)。
毎週鯛食べてると、生食で食べて美味しいのは40センチ~55センチ未満です。
それ以上になると身質が生食ではいまいちかな・・・。ムニエルや天ぷらにすると食べれますが・・・。

余談~明石の天然真鯛はわさび醤油は通じゃない~

垂水のよっしーの釣り船さこどさんでの釣行時。ポイント移動でキャビンで休憩している時に船長のヨッシーさんが
『明石の鯛刺し身醤油に付けて食べてます?』
との会話が。僕はごま油と塩と答えると流石とお褒め頂きました。
釣具店の店員さんもご存知なかったようで。明石の真鯛は脂のノリと身質が日本海や和歌山他の瀬戸内の真鯛とは異なるので、生レバーのようにごま油と塩で食すとGoodです。

こんな感じで。

『カシウス特殊蛍光O-AN』は心の強い方のみ使って下さい

僕はメーカーじゃないので、自分の製作するモノは欠点も正直に伝える主義なので(笑)。
チャリコや塩焼きサイズが避けるってことは、アタリは激減します(笑)。
あくまでも良型、大型とサイズにこだわる目的を持って釣行する方向けです。
数釣って竿頭狙ってますって方は通常の『どす針』のセッティングをオススメしております。
釣友さんと釣行してても僕だけ、ノーバイトの時間が長くて心配されるぐらいです。船がチャリコや塩焼きの多いポイントに入ると取り残されます(笑)。
だけど釣れたら良型、大型なので、船長さんや周りから『釣れたら、え~のばっかりやな』と言われます。
サイズ狙いの猛者向けです。
オーダーはこちらから。